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損切り
ソンギリ
含み損が出ている銘柄を売却して損失を確定させる行為。投資の規律として最も重要なルールの 1 つ。
なぜ重要か
- 損失は確定しないと止まらない: 含み損のまま放置すると、回復には大きなプラスリターンが必要
- 元本回復に必要なリターン:
| 損失率 | 元本回復に必要な上昇率 |
|---|---|
| -10% | +11.1% |
| -20% | +25.0% |
| -30% | +42.9% |
| -50% | +100% |
| -70% | +233% |
50% 損したら倍以上の上昇が必要 → 損切りは早いほど被害が小さい
ルールの作り方
- 絶対値ベース: 「-8% 下がったら損切り」(個別株なら -7〜10% が一般的)
- 時間ベース: 「3 ヶ月で予測通りに動かなかったら手仕舞い」
- ファンダメンタル変化: 「投資仮説が崩れたら即時売却」(決算ミス、競合変化等)
心理的な難しさ
- プロスペクト理論: 人は「損を確定する痛み」を「利益を得る喜び」より 2 倍強く感じる → 損切りより利確を優先しがち
- 「もう少し戻れば...」: 含み損銘柄を持ち続け、塩漬け化
- 損切りの遅れ → 大損 → 退場は個人投資家の典型的な失敗パターン
実践的なコツ
- エントリー前に損切りラインを決める: 感情が入らないうちにルール化
- 逆指値注文を入れる: 自動で執行されるので感情を排除
- 損失額を「個別の銘柄」ではなく「ポートフォリオの 1〜2%」で管理
- 損切り後に銘柄を見ない: ぶり返してもストレスを溜めない
注意
- 「ナンピン買い」と「損切り」は対立概念: ナンピン(追加買い)は仮説が継続して正しい時のみ有効。仮説が崩れたら損切り
- 税制上: 確定した損失は他の譲渡益と通算可(NISA は不可)