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シャープレシオ
シャープレシオ
リスク 1 単位あたりリターンを示す指標。投資の効率(リスクに見合ったリターンか)を測る。
計算式
シャープレシオ = (運用リターン − 無リスク金利) ÷ 標準偏差(ボラティリティ)
例: 年リターン 15%、無リスク金利 2%、ボラティリティ 20% の場合 → (15 − 2) ÷ 20 = 0.65
目安
| シャープレシオ | 評価 |
|---|---|
| < 0 | 無リスク金利を下回る、論外 |
| 0〜1 | 平凡 |
| 1〜2 | 優秀 |
| 2〜3 | エクセレント |
| > 3 | 持続性に疑問、または特殊戦略 |
S&P500 の長期シャープレシオは概ね 0.5〜0.7 程度、ヘッジファンドの中央値は 0.8〜1.2 程度。
なぜ重要か
- リターンだけでは比較できない: 年 30% のファンドと年 10% のファンドが同じくらい価値がある場合がある
- リスク調整後リターンで公平に比較できる
- ポートフォリオ理論の根幹となる指標
派生指標
- ソルティノレシオ: 下方リスク(マイナスのみ)で計算。下値変動を嫌う投資家向け
- トレイナーレシオ: 分母をベータ(市場感応度)にしたもの
- インフォメーションレシオ: ベンチマーク超過リターン ÷ トラッキングエラー
注意
- 過去データから算出するので将来を保証しない
- 正規分布を仮定: ボラティリティ(標準偏差)は左右対称を前提、現実は歪みがある
- 戦略によりバイアス: ボラティリティ売り戦略は「平時は高、暴落で破滅」型でシャープが見かけ上高い
- 短期間では信頼性が低い: 最低 3 年、できれば 10 年以上で評価
個人投資家への示唆
- 個別株のシャープレシオはあまり気にしない: 1 銘柄では分散効果がなく低くなる
- ポートフォリオ全体で評価: 複数銘柄の組み合わせで初めて意味を持つ
- インデックスファンドのシャープレシオが基準: それを超えるアクティブ運用には正当性が必要