📝 マーケットメモ

5/12 火 引け後 — 古河電気 +16.1% ストップ高 / 住友電気 ザラ場 +13.7% 行って来い / 清水建設 +10.7% で AI DC + ゼネコン構造改善が直撃、三菱重工は事前予測どおり材料出尽くし -1.9%

今日のひとこと

5/12 火曜は 大型決算 13 社ラッシュ が実際に起きて、朝公開した 決算予測 レポート 4 件(三菱重工・古河電気・川崎重工・清水建設)+ 引け後の本決算速報 7 件(決算予測 4 銘柄 + 資生堂 + KDDI + 住友電気)を全て公開した。真の勝者は 古河電気 +16.1% ストップ高 ¥50,430清水建設 +10.7% ¥3,465(ザラ場 ¥3,544) で、両者とも数値上振れ + 大幅増配 + 中計サプライズの 4-5 連発トリガー住友電気(5802.T) は数値こそ強気 ▲▲ 級(純利益 +90.7% 過去最高 + +57 円大幅増配 + 1:4 株式分割 + 情報通信(AI DC)+46.3%)だが、寄り付き +10.7% ギャップアップ → ザラ場 +13.7% → 終値 +3.93% の 行って来い で、終値ベースの上昇は限定的に。決算予測「やや強気」を完全に上回る「強気 ▲▲」シナリオが顕在化。一方で 三菱重工は 決算予測 通り「材料出尽くし」反応で -1.9%、IHI 5/8 -8% パターンの再現を確認。引け後 PTS では 資生堂 -1.3% → +5.3% 反発(¥3,480) で時間外再評価の典型。運営者個人のトレードでは 4/28 取得の 東京電力 500 株を +5.76% で利確売却(14 日保有)

マーケットの動き(2026-05-12 引け)

銘柄 5/11 終値 5/12 終値 変動 ザラ場高値
古河電気(5801.T) ¥43,430 ¥50,430 +¥7,000(+16.12%)ストップ高 ¥50,430
住友電気(5802.T) ¥11,210 ¥11,650 +¥440(+3.93%)行って来い ¥12,745(+13.7% 一時)
清水建設(1803.T) ¥3,131 ¥3,465 +¥334(+10.67%) ¥3,544(+13.2%)
川崎重工(7012.T) ¥3,170 ¥3,391 +¥221(+6.97%) ¥3,391
SBG(9984.T) ¥5,743 ¥5,987 +¥244(+4.25%)期待買い ¥6,008
任天堂(7974.T) ¥7,020 ¥7,179 +¥159(+2.26%)リバウンド ¥7,231
KDDI(9433.T) ¥2,519.5 ¥2,529.5 +¥10(+0.40%)→ PTS ¥2,545 (+0.6%) ¥2,532.5
東京電力(9501.T) ¥651.1 ¥645.2 -¥5.9(-0.91%) ¥663
ソフトバンク(9434.T) ¥221.8 ¥219.3 -¥2.5(-1.13%) ¥222.8
資生堂(4911.T) ¥3,348 ¥3,304 -¥44(-1.31%)→ PTS ¥3,480 (+5.3%) ¥3,342
三菱重工(7011.T) ¥4,384 ¥4,300 -¥84(-1.92%) ザラ場 -4.1% から戻し ¥4,363
IHI(7013.T) ¥2,870 ¥2,806 -¥64(-2.23%) ¥2,899.5

数値出典: J-Quants API(個別株終値・高値)。

ハイライト: 決算 7 社の反応が 強気 ▲▲ 2 社 / やや強気 ▲ 3 社 / 中立 ◆ 1 社 / やや弱気 ▼ 1 社 と分かれた。AI データセンター + ゼネコン構造改善が 古河電気 + 住友電気 + 清水建設 + KDDI(Telehouse) の 4 銘柄で共通テーマ化し、5/12 のセクターストーリーを牽引。

今日の決算結果まとめ(7 社)

▲▲ 古河電気工業(5801.T) 通期決算速報強気

  • 売上 +8.8% / 営業利益 +35.8% / 純利益 +117.4%(過去最高、前期比 2 倍超)
  • 大幅増配 +90 円(120 → 210 円、+75%)+ 1:10 株式分割(2026/7/1 効力)+ DOE 3.5% 導入
  • FY2026 営業利益 +48.8%(950 億)強気ガイダンス
  • インフラ事業(光ファイバ・MT フェルール)+276% 営業利益(AI DC 需要爆発が直撃)
  • 5/19(月)Vision 2030 新中期経営方針公表予定 → 追加サプライズの可能性大

▲▲ 清水建設(1803.T) 通期決算速報強気

  • 純利益 1,266 億 +91.8%(過去最高、前期比ほぼ 2 倍)
  • 2/5 Q3 公表値(純利益 1,100 億)から +15.1% 大幅上振れ
  • 大幅増配 +34 円(38 → 72 円、+89%)+ 来期 +5 円増配(77 円、DOE 5.3%)
  • FY2026 営業利益 +28.9%(1,530 億)強気ガイダンス
  • 業績連動型株式報酬制度(BIP 信託)導入(同日発表)
  • 当社建設事業 +60.7% 増益(手持工事採算改善)+ 内幸町一丁目・赤坂七丁目大型再開発

▲ 住友電気工業(5802.T) 通期決算速報やや強気(行って来い)

  • 売上 +9.2% / 営業利益 +30.4% / 純利益 +90.7%(3,695 億、過去最高、前期比ほぼ 2 倍)
  • 大幅増配 +57 円(97 → 154 円、+59%)+ 1:4 株式分割発表(2026/7/1 効力)
  • 情報通信事業 +46.3% 売上 / +575 億増益AI DC 光ファイバ需要爆発が直撃
  • 住友電装 完全子会社化(2026/2)→ 関係会社株式売却益 791 億
  • 2028 中計目標: 売上 6 兆円 / 営業利益 6,000 億 / ROIC 15% 以上
  • 株価: 5/12 始値 ¥12,410(ギャップアップ +10.7%)→ ザラ場 H ¥12,745(+13.7%)→ L ¥10,890(-2.9%)→ 終値 ¥11,650(+3.93%)行って来い
  • 数値は 強気 ▲▲ 級 だが寄り付き過剰反応 + 利確売りで終値は控えめ

▲ 川崎重工(7012.T) 通期決算速報やや強気

  • 純利益が 2/3 公表値から +47% 上振れ着地 + 配当 +5 円増配
  • 株価は 引け +6.97%(¥3,391)(ザラ場 +4.2% から更に上昇)
  • 重工セクターで唯一の素直な上昇銘柄

▲ 資生堂(4911.T) Q1 決算速報やや強気(時間外再評価)

  • 売上 -3%(実質)も コア営業利益 +57.9% / 純利益 +127.1%(前年比 2 倍超)
  • 米州 Q1 黒字転換(営業利益率 -6.5% → +1.1%、+7.5pt)
  • 構造改革効果 75 億 Q1 達成(通期 250 億超計画)/ 配当 60 円維持(+20 円増配)
  • 時間内 -1.3% → PTS ¥3,480(+5.3%)で +6.6% 反転 = プロ・海外投資家が時間外で再評価

◆ KDDI(9433.T) 通期決算速報中立

  • 売上 +4.1% / 純利益 +7.9% 過去最高(7,071 億)+ 配当 +4 円増配(84 円)
  • FY2026 調整後営業利益 +5%(1.21 兆円)保守ガイダンス
  • 中計「Power-to-Connect 2028」発表(Infrastructure / Real-Tech / HR Fusion)
  • ビジネス事業 +12.2%(IoT + Telehouse データセンター)が牽引
  • ディフェンシブ通信銘柄として 無風通過 +0.4%

▼ 三菱重工業(7011.T) 通期決算速報やや弱気

  • 事業利益 4,322 億 +21.8%(過去最高)、純利益 +35.3%(2/4 修正値 +28% 上振れ)
  • FY2026 事業利益 +24.9%(5,400 億)過去最高大幅更新計画 + 配当 +4 円増配
  • 数値・ガイダンス・配当すべて 決算予測「やや強気」想定上振れ
  • しかし株価は ザラ場 -4.1%(¥4,204)→ 引け -1.9%(¥4,300)の「材料出尽くし」反応
  • IHI 5/8 -8% パターンの再現 = 規模大で織り込み済み + 追加サプライズ乏しい

決算予測 レポートの予測検証

朝公開の 決算予測 5 銘柄(三菱重工 / 古河電気 / 川崎重工 / 清水建設 / 第一三共 旧)は全て「やや強気 ▲」評価だったが、結果:

決算予測 スタンス 実績スタンス 評価
▲ 古河電気 やや強気 ▲▲ 強気(+16.1%) 過小評価(株式分割 + DOE 導入の追加サプライズ)
▲ 清水建設 やや強気 ▲▲ 強気(+10.7%) 過小評価(株式報酬導入 + 増配率 +89%)
▲ 川崎重工 やや強気 ▲ やや強気(+6.97%) 的中
▲ 三菱重工 やや強気 ▼ やや弱気(-1.92%) 数値は的中、株価反応で外し(材料出尽くし警戒は併記済)
(決算予測 なし) 住友電気 ▲ やや強気(+3.93%)行って来い 決算予測 作成漏れ。AI DC 関連で実は ▲▲ 級だった

教訓: AI DC + 株式分割 + DOE/DOE 系新方針が出る銘柄は 決算予測「やや強気」より一段上。一方で 大型銘柄 + 上方修正既出の銘柄は「やや弱気」シフトが妥当(追加サプライズの余地が小さい)。住友電気は 決算予測 作成漏れだったが、内容は古河電気と同じ AI DC + 光ファイバストーリーで「強気 ▲▲」級。次回からは光ケーブル + 電線セクター(古河・住友・フジクラ)はセットで 決算予測 作成する運用に。

注目すべき個別株の動き(決算外)

  • SBG(9984.T)+4.25%(¥5,987、ザラ場 ¥6,008): 明日 5/13 引け後決算前の 期待買い再燃。ARM / OpenAI 関連の織り込み再開
  • 任天堂(7974.T)+2.26%(¥7,179): 5/8 -8% 急落からのリバウンド、過剰反応の修正局面
  • 東京電力(9501.T)-0.91%(¥645.2): ザラ場高値 ¥663 をつけたが終値は調整。運営者は本日 ¥644.6 × 500 株を売却詳細、+5.76% 利確)

運営者の本日のトレード

東京電力 500 株売却 — ¥644.6 × 500 株 = ¥322,300、+¥17,550(+5.76%、14 日保有)

  • 取得: 4/28 ¥609.5(エントリー詳細、黄金株報道 + 外資ファンド・ソフトバンク提携交渉)
  • 当初「1 年ホールド」想定を 14 日で短期利確に変更
  • 理由: (1) 決算予測 警戒した「織り込み済み」が短期で顕在化、(2) 5/11 ザラ場 ¥654.9 で上ヒゲ確認、(3) 年率換算 +150% 相当の時間効率、(4) 提携正式発表まで継続ウォッチ可能
  • 1 年スパンのテーマ性は有効、外資提携 / 黄金株設計具体化で再エントリー検討

マクロ要因

  • AI データセンター需要爆発: 古河電気の光ファイバ(インフラ事業 +276%)+ 住友電気の情報通信(+46.3% / +575 億増益)+ 清水建設の DC ゼネコン + KDDI の Telehouse で 5/12 セクター共通テーマ(電線・ケーブル 2 強の波及効果が明確化)
  • ゼネコン構造改善: 清水建設の手持工事採算改善 +60.7% は 大林組 / 鹿島建設 / 大成建設 にも波及期待
  • 重工セクター 4 社決算: 古河 ◎ / 川崎 ○ / IHI ✕ / 三菱 △ で 内容差で大きく分かれた ことを確認
  • 為替 USD/JPY: 156 円台継続、輸出株の追い風維持

明日(5/13 水)以降の注目スケジュール

決算(major 中心):

重要イベント:

  • 5/13(火)SBG 決算 — ARM / OpenAI 関連で値動き大の可能性。本日 +4.25% で期待先行も、織り込み済みリスク警戒
  • 5/19(月)古河電気 Vision 2030 新中期経営方針公表 — 本日 ストップ高で買えなかった投資家の押し目買い候補

→ 詳細は 決算カレンダー(日本)決算カレンダー(米国)

運営者所感

5/12 は 5/8 IHI -8% パターン警戒 vs AI DC 構造ストーリーの綱引き で、結果は 両方とも実現 した一日。三菱重工は 決算予測 警戒通り「材料出尽くし」、古河電気 + 清水建設は 決算予測「やや強気」を超える「強気 ▲▲」反応。

決算予測 スタンスの精度向上には「AI DC + 株式分割 + DOE 系新方針」が出る銘柄を一段上に評価する運用ルールを内部化する必要がある。今後の 決算予測 では、これら 「追加サプライズ余地のチェック項目」を必ず確認する仕組みにしたい。また、5/12 朝の 決算予測 で住友電気を作成漏れしたのは反省点。古河電気と同じ光ファイバストーリーを共有しているのは事前にわかっていたはずで、セクター・テーマ単位で 決算予測 作成リストを管理する運用に切り替えが必要。

明日は SBG 決算前後の値動きに注目。本日 +4.25% で期待が先行しているが、IHI / 三菱重工パターン(決算 OK でも材料出尽くし)の可能性もあるため、決算反応次第で短期は方向感が大きく振れる可能性。


本メモは運営者の市場観察記録で、投資助言ではない。最終判断は読者ご自身の責任で。

シェア: B!

📝 最近のマーケットメモ