私の銘柄選定 5 ステップ — 衝動買いを抑えるチェックリスト

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なぜフレームワークが必要か

個別の銘柄分析も大事だが、「そもそも自分はどういう軸で銘柄を選ぶのか」が定まっていないと、記事を読んで・決算を見て、その都度ぶれた判断をしてしまう。

ここで紹介するのは、私が実際に 1 銘柄に取り組むときに通している 5 つのフィルター。完璧な銘柄選定のやり方ではなく、「少なくともこの 5 つを自分なりに埋められないなら、買いを見送る」というチェックリストとして機能している。

5 つのステップ

1. 事業内容を 1 文で説明できるか

これは Peter Lynch の原則 の焼き直しだが、今も価値がある。

この会社は何で儲けているのか?を小学生にも分かる言葉で 1 文で書けるか。

書けないなら、その会社のビジネスを自分は理解していない。バフェット流の "circle of competence" と同じ発想。

2. 直近 3 年の成長ドライバー特定

売上・営業利益が伸びている(または下げ止まっている)として、その原因になっている事業セグメントは何か。決算短信の事業別売上テーブルを 3 年分並べる。

  • 全セグメント均等に伸びている → 全社的な追い風(景気等)
  • 1 セグメントが牽引 → そのセグメントの寿命が株価を左右
  • 本業は停滞、新規事業で伸びている → 新規事業のスケール可能性を評価

3. 同業との比較(最低 3 社)

  • 売上成長率、営業利益率、ROE、PER、PBR を並べる
  • 「なぜこの会社が割安 / 割高なのか」を仮説で書く
  • 仮説が立たない = 買う理由がない

4. 下振れリスク 3 つ

  • 規制・法改正
  • 大口顧客依存度
  • 為替・原材料
  • 経営陣のキーマン退任
  • バランスシートの弱点

最低 3 つ書き出せないなら、その会社の悪いシナリオを自分は見れていない。

5. 売却条件

これが最も抜けがち。「何が起きたら売るか」 を買う前に決める。

  • 目標株価(上がったら売る)
  • 損切りライン(下がったら売る)
  • ファンダメンタルの崩壊条件(増益率が 2 期連続で〇%割れ、等)

売却条件が明確なら、日々の値動きに振り回されない。

このフレームワークの限界

  • 短期トレードには使えない。1〜3 年保有前提。
  • 定性評価が多い。数字だけでは埋まらない。
  • 市況 overlay が別途必要。5 つ埋めても、ベアマーケット入りで全銘柄下げるなら、タイミングは別軸で判断。

それでも、「今すぐ買いたい欲」を抑える 冷却装置 として機能する。検討銘柄ごとに Notion か紙でこの 5 枠を埋めるだけで、7 割の衝動買いは消える。